230731 ゆき 虹になって旅立つ



本日7/31、15時15分、ゆきが旅だってしまいました。




明け方から、フラフラしながらも、散歩に行きたいのだろう、そわそわしている。


支えてあげないと危ないし、朝5時とは言え東京は、猛暑だ。

5分~10分だが、外の空気や公園の草の匂いを嗅いで帰宅した。


朝8時頃、両足を突っ張って一声鳴いた。(今思うと最初の発作だ)

さすってあげると、落ち着いた様子を見せたが、息が荒い。


お昼過ぎまで、少し寝た様子だったが、15時ころから

1分おき位に軽く頭を持ち上げる動作を始めた。




皆を探している様子に思え、すぐそばにいて、さすってあげた。

自分には、さすってあげる事くらいしか出来ないのがもどかしい。


15時15分、全身の力を振り絞るように、首をもたげ、目を見開き

大きな伸びをしたかと思ったら、こと切れていた。

あっというまであった。



幸(ゆき)と言う名は、保護団体のあずかり親さんがつけた名だ。


最初に発見され、保護された時、ひどい状態で、殺処分寸前だったそうだ。

そんな事情もあり、幸せになってほしいという事で名付けた名前だ。


「名前は、変えても良いですよ」と言われたが、我々はそのままの名前で

一緒に暮らす事にした。


人間の自分勝手な行為で、苦しい思いをさせてしまった

最初の7年間に比べたら、少しは幸せに感じでもらえていれば、うれしい。


しばらくは、喪失感、寂寥感が拭い去れないだろう。

いや、しばらくでは無いな。


いろいろな出会いがあって、でも別れもある。



でもコロナ渦以降、別れが多すぎる、やるせない気持ちをどうしたものか。

途方にくれるばかりだ。


少しでもこの気持ちを落ち着かせるため、幸が家に来てからの軌跡をまとめたい。