230730 ゆき 命をつなぐ水


ユキが食べ物を口にしなくなって10日が経つ。

1日に数回、少しの水を口にするだけだ。


肝臓や、胃、膵臓などに転移した癌が、この2週間で大分大きき成ってしまった。


今まで、食欲が無かった時にも食べていた、チュールも、もう受け付けない。


「水」はまさに命をつないでいる。

この水が、きれいで、安全な状態で取る事が出来る事が当たり前になってはいけない。


土があり、木々が生い茂り、雨水を浄化してくれる。

梅雨明けととともに、東京は猛暑に見舞われている。


特に、関東内陸部の気温は異常値だ。

一説によると、東京湾からの海風が高層ビルに遮られて入ってこなくなったのも、異常気温の一因だという。


アスファルトは、真昼の熱射をため込んで夜通し放射し続ける。

周辺に木々があり、土がもっとあれば、この放射はもっと優しい物になるはずだ。


住みやすくするために開発をしたはずなのに、生きていくための脅威になってしまった。

開発は、経済発展だけではなく、今後100年、1000年先を見据えた住環境の維持を

視野に入れて進めてほしい。

切に願う。


2023年7月30日