230806 幸(ゆき)のこと 5/6



保護犬が発生するのも、人間がいい加減な気持ちで

犬を飼い始めるからだと思う。


当初、いい加減な奴らの尻拭いをするようで、

そういった保護犬を飼う事に、少なからず

面倒な気がしたのは、否めない。




その視線はどこにあるのかな。





お互いに慣れるまで大変だったし、病院通いが欠かせなくて

費用だってそれなりにかかる。



夏の暑さだって犬にとっては大変なストレスになるので

家の環境は、幸ファーストだったと思う。




女の子なのに。「おい、オレ」と呼びかけられる幸。

「これは、食べ無い~ っ」と顔をそむける幸。

「こっちはいかな~い」と踏ん張る幸




手術の為、病院にお預けしたが、迎えに行くと

「何で置いていったんだよ」とあたかもしゃべっているように訴えかける幸。


2月の手術から回復し、桜を見る事が出来た時の動画
202304桜の木の下で-IMG_0602-s_02.mp4



最後を自分なりに悟っていたんだろう。

亡くなる10日ほど前から、

あれだけ、食べる事に執着した幸が、水しか口にしなくなった。




 


 


皆がいるかどうかを確かめてから、

天に旅立ってしまった幸。




人間の都合で大変な半生だったけど

残りの半生は少しはましだったと思ってもらえれば

ご主人様としては、とてもうれしいぞ。




保護されてきてからの生活は、大変だったけど、大変だったからこそ

本当にいろいろな思い出を創ってもらえたとも思う。


なんだか、いなくなって、いろいろな事を思い出すと・・・

だめだ、涙が止まらない。


この保護犬幸のブログも、残すところ、あと1回とします。
正直、まだ亡く成るまでの記憶が生々しいので、書くのも辛い。

だけど、不幸な保護犬を増やさないためにも、何か、記録に残しておきたい。