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230806 幸(ゆき)のこと 6/6  いかずち(雷)の太鼓を打ち鳴らし天に昇った [親父の行方]

230806 幸(ゆき)のこと 6/6  いかずち(雷)の太鼓を打ち鳴らし天に昇った


230801-雷の後-IMG_1142s.JPG

幸(ユキ)の葬儀は2023年8月1日 12時からと決まった。




前日からの暑さで、保冷剤で来るんでも、結露が激しく

幸(ユキ)の体が湿っぽい。

ドライヤーの送風で少しでも乾かして運んであげる。




前日まで、雲一つ無い青空だったが、急激に雲行きが怪しくなってきた。

幸を火葬にする約1時間近く、雷が鳴り響き、大粒の雨が降り注いだ。


まるで、これから天に昇るのに、いかずち(雷)という太鼓を

打ち鳴らし、さも、通りますぞ~ と言わんが如くの激しい

雷と雨であった。


230801-葬儀-入り口-IMG_1110-s.JPG 230801-葬儀-お花に囲まれて-IMG_1116.JPG


1時間程して、幸(ゆき)の骨を骨壺に収める準備が出来た。

230801-火葬-骨壺-IMG_1141.JPG


癌を患っていたので、それ程、残らないと思っていたが

しっかりした、見事な骨が残っていた。


230801-火葬-見事な骨-IMG_1135s.JPG 230801-火葬-見事な骨-IMG_1136s.JPG



写真の様にきれいにお骨をならべて頂いた。
ペットエンジェルゲートのスタッフの方、ありがとう。


お骨を骨壺に収める頃、あれほど、激しく、降っていた雨も

鳴り響いていた雷も、何も無かったかのように静まりかえっていた。


湿りがちな気分を振り払うかのように、天に昇る時に、

じゃんじゃか音とたてて、天に昇っていったのだ。




その時の雷音の動画(容量制限で画質を落としています)




幸(ゆき)享年14歳、安らかに、眠りたまえ、

そして、人間の身勝手な振る舞いで半生に苦しみを

与えてしまった事を許してください。


これで、保護犬 幸 のお話は終了する。
幸 よく頑張ったね、そして ありがとうね。





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230806 幸(ゆき)のこと 5/6 [保護犬ゆき]

230806 幸(ゆき)のこと 5/6
保護犬が発生するのも、人間がいい加減な気持ちで
犬を飼い始めるからだと思う。

当初、いい加減な奴らの尻拭いをするようで、
そういった保護犬を飼う事に、少なからず
面倒な気がしたのは、否めない。


その視線はどこにあるのかな。
171126_とある日の幸-s.JPG
お互いに慣れるまで大変だったし、病院通いが欠かせなくて
費用だってそれなりにかかる。


夏の暑さだって犬にとっては大変なストレスになるので
家の環境は、幸ファーストだったと思う。


女の子なのに。「おい、オレ」と呼びかけられる幸。
「これは、食べ無い~ っ」と顔をそむける幸。
「こっちはいかな~い」と踏ん張る幸


手術の為、病院にお預けしたが、迎えに行くと
「何で置いていったんだよ」とあたかもしゃべっているように訴えかける幸。

2月の手術から回復し、桜を見る事が出来た時の動画



最後を自分なりに悟っていたんだろう。
亡くなる10日ほど前から、
あれだけ、食べる事に執着した幸が、水しか口にしなくなった。


230731-水しか飲まないので支えないと経ってられない-IMG_1077-s.JPG2307-お散歩から帰るとぐったり3-IMG_1080.JPG 230731-お散歩から帰るとぐったりIMG_1093.JPG
230731-へとへと-IMG_1072-s.JPG 230731-時々、頭を持ち上げて確認しているIMG_1087.JPG
皆がいるかどうかを確かめてから、
天に旅立ってしまった幸。

230731-眠るように亡くなったIMG_1100-s.JPG

人間の都合で大変な半生だったけど
残りの半生は少しはましだったと思ってもらえれば
ご主人様としては、とてもうれしいぞ。


保護されてきてからの生活は、大変だったけど、大変だったからこそ
本当にいろいろな思い出を創ってもらえたとも思う。

なんだか、いなくなって、いろいろな事を思い出すと・・・
だめだ、涙が止まらない。

この保護犬幸のブログも、残すところ、あと1回とします。
正直、まだ亡く成るまでの記憶が生々しいので、書くのも辛い。
だけど、不幸な保護犬を増やさないためにも、何か、記録に残しておきたい。

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230806 幸(ゆき)のこと 4/6 [親父の行方]

230806 幸(ゆき)のこと 4/6
お医者さんにお世話になる事が多かった。
劣悪な環境で生きてきたからだろう、


皮膚のアレルギーがひどかったり、マラセチア菌でひどくなったり
耳の中が真っ黒になってしまったり、ずいぶんいろいろな
動物病院を探して行ったものだった。


顔の周りも、かゆくなってしまい、自分のでかい手で掻くものだから 
時に、自分の爪で目を深く傷つけてしまい大変だった事もある。
だから、目薬も欠かせない。
包帯?ガーゼを巻かれた幸

在宅勤務中のゆき-喉の皮膚炎が悪化-04.jpg
でも、こんなに散歩の時は元気!の動画
もう帰るのに、突然、自分の行きたい方に向きを変えるんだよな。
負傷している時は、誰かにいつもくっいている
在宅勤務が続いた自分のイスの近くで眠っちゃうで
動けず困った。
在宅勤務中のゆき-02.jpg
在宅勤務中のゆき-02.jpg
猫も気になる。
171230_猫迷惑ー猫が気になる-s.JPG
ふさふさした立派な尻尾
短い尻尾01.JPG
雪だって平気。寒風の中だって平気、わざわざ、イチョウの落ち葉の中を突き進む と言う動画
180128_雪が降ったって平気だぜ-s.JPG  


どんなに慣れたと思っても、口周りだけは触らせない。
治療で口の中を見よう物なら、「触るんじゃ無い!」とばかりに
噛みつこうとしてくるので、先生も「鎮静剤を打たせてください」
ということが多かった。



血液検査をすると、肝機能の値が異常値をずっと示し続けていた。
クッシングとかの疑いで、免疫抑制剤を飲み続けてもいた。
とにかく食べ物には気をつけていたとは思う。


去年の夏はまるまる太っていて、もうすぐ中型犬?って
くらいだったのに、今年、年明けからみるみる
痩せていってしまった。
食べ物には気を付けていたのに、それでも、腸に癌が見つかってしまった。


2023年2月15日に手術をした。
術後すい臓炎を併発したり、瀕死の状態で危なかったと思う。
でも、先生方のおかげで無事うちに連れてくることできた。
悪さをしている癌がこれ


おなかの傷口がこれ



食べるものは、腸を切っているので、消化に良いものを食べてもらったが
相変わらず、好き嫌いがはっきりして、首をぷいっっとひねって
「食べないもんね」という意思表示をする。


先生に聞いて、マグロとかのお魚や脂肪が少ないラム肉を少しづつ
フードと合わせてあげる事が多くなった。
スイカ、ナシ、特にリンゴが好物だった。
でも糖質が多いので、量には注意が必要だ。

ラム肉なんて初めて口にしたのだと思う、しっぽが「ピンっと」なって
ぶるぶるふって、喜びを表していた。
こんなに、喜んでくれるなら、もっと早く上げれば良かったとも思った。

2305テーブルにはおいしいものがあるIMG_0815s.JPG
2305テーブルにはおいしいものがあるIMG_0815s.JPG
術後、転移があれば、2~3ヵ月と言われていた。
でも食べる事で体重も、4.8Kgぐらいまで回復していった。
だんだん痩せて、毛も抜けてしまった。掲載したくないけど、本当の姿を残す事にした。


今年2023年6月の散歩の動画、元気になった。
散歩をし、好きな時に寝て、また食べて。
こんな暮らしが約5ヶ月、続けられた事が幸せだったと思いたい。




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230805 幸(ゆき)のこと 3/6 [親父の行方]

230805 幸(ゆき)のこと 3/6


本当に表情が豊かな子だった。

感情のおもむくままが顔にでるのだ。


自分が疲れてソファーで横になっていると、いつの間にか

近づいてきて、それもよせば良いのに足先の方に。

寝返りを打った途端、幸の顔に足が当たってしまった。

その瞬間、「ガッと」足の指を食いつかれてしまった。

さすがに何が起こったのかびっくりした。

「なにすんだよ~<怒>」である。


でもそんなときでも、「オレは知らないからね~」と

素知らぬ顔であるが、叱られたのはわかったのか

ハンガーの台の下に潜ってしまった。

それがこの写真、もう力が抜けて、笑うしかなかった。


180829_怒られて隠れているつもり-s.JPG  


 でも単に眠かっただけかも

180408_ねむいの-s.JPG 




そして、これが怒った時の写真。

ワンちゃんでもこんなに表情が豊かなのも不思議な気がする。

190217_幸が怒っているぞ-s.JPG  


これが、だんだん、お怒りになる幸の動画






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230804 幸(ゆき)のこと 2/6 [保護犬 ユキ]

とにかく活発な子だった。
動きも、先代のコッチは超スローだったので
本当に、同じシーズ? って思った。
高さ1m以上もある食卓のテーブルにも
イスにジャンプして飛び乗り、そのままテーブルに着地し
おかずを食べていた。
動画はとある日の散歩での幸のジャンプシーンである。
華麗な姿だ。
家にきてからも1~2年は食べ物には貪欲であった。
拾い食いも、散歩中、ちょっと油断すると、何かむしゃむしゃしていて
慌てて、取り出そうとすると、「触るんじゃ無い!」と
口が出てくる始末で、いくらしかっても、素知らぬそぶりであった。


そんなにがっつかなくても、いつでも食べ物があると
わかってからは、拾い食いとかは減ってきた。
お散歩も、自分が行きたくない方向には、リードを引っ張って
がんとして動かない。


180815_いかないもんねs.JPG
これはシーズの頑固さがでていて良くわかった。


「オレはそっちには行きたくないもんね~」とばかりに踏ん張る。
(女の子だけどオレ化している)


その姿は、マンガのグーグだって猫に出てくる主人公に似ていた。
とにかく、表情豊かな子だった。
こんな感じ。

200526-goo-goo-.JPG

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230802 幸(ゆき)のこと 1/6 [保護犬ゆき]

2016年2月に幸が家にやってきた。


リードの引きがとても強く、先代のコッチ(シーズ)とは

比べものにならないほど、荒々しかった。

この当時の動画がこれだ。





本当の年齢は、良くわからないが、保護された時に保健所から

告げられたのは、7歳というものだった。




動物病院の先生は、4歳位だろうと、見解が分かれたが

幸の最後を考えると、引き取られた時、7歳というのは

妥当だったと思う。


家に引き取られた当初、黒い服を着た人や、自転車、バイクに対して

飛びかかって行く事が良くあった。


また散歩中に、自分の口より大きなフライドチキンの骨を

丸呑みしようとして大変だった。

取ろうとすると、「ガッと」口が出てくるし、

急いで、コンビニでソーセージを買ってきて、

それと交換するように見せたら、ようやく骨を離したので、事なきを得ました。

拾い食いというか、今、底に食べ物があれば、今、食べておこうという

それまでのひもじい状況が垣間見れる現象だった。


7歳で保護されるまで、どんな環境で過ごしてきたのか。

野良犬のシーズなんて、聞いた事がないが、

ひもじい思いや、心ない人間からいじめを受けたのかも知れない。

家に来てくれてから7年。

それまで、劣悪な環境だったのだろうね。

本当にすまなかったね。


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